1stレンタルサーバーでデイリーバックアップ

1stレンタルサーバーでデイリーバックアップをcronを使って行ないます。

PuTTYのダウンロード

cronを使うのでsshでコマンドを試してみます。
そのためにssh接続用のソフトPuTTYをダウンロードします。
exe単体で動きますのでインストールは不要です。
下記URLよりputty.exeをダウンロードします。
http://www.chiark.greenend.org.uk/~sgtatham/putty/download.html

public_htmlのバックアップ

wordpressやWebサイトのファイルはすべてpublic_htmlに保存されています。
sshを使ってバックアップしてみます。
putty.exeを起動してSessionカテゴリーのHost Nameを自分のサーバーIP、Portを2382に設定してOpen。
PuTTY設定
ログイン入力を促されるのでcPanelと同一のユーザーID、パスワードでログインします。
sshログイン
バックアップします。
前もってWeb Diskを使用してrootフォルダにbackupフォルダとその下にweb、dbフォルダを作成しておきました。
Web Diskの使用方法については下記記事で。

1stレンタルサーバーでJNDIの使用


今回はrsyncコマンドを使ってバックアップしたいと思います。
uオプションで差分ファイルのみバックアップするようにします。

vオプションを付けると現在コピー中のファイルが表示されます。
バックアップ中
処理が完了したらもう一度同じコマンドを流してみます。
PuTTYで上矢印キーを押せば前回実行したコマンドが表示されます。
再実行
差分コピーをしているのでこのように何もコピーされずに終了するはずです。

MySqlのバックアップ

こちらもコマンドを使ってバックアップします。

-pの後はスペースを入れないように注意してください。

これでWebサイトとDBのバックアップが取れました。
今度はこれをデイリーで実行するようにします。

シェルスクリプトの作成

cron実行用のシェルスクリプトを作成します。

1行目に#!/bin/shと書いてこれがシェルスクリプトであると宣言します。
後は自分の実行したいコマンドを書けばOKです。
ここで注意するのが改行コードです。1stレンタルサーバーはUnixなので改行コードをLFのみにします。
Windows標準の改行コードはCRLFなのでWindows上で普通にテキストを作ると実行したときにエラーが起きると思います。
また、文字コードはUTF-8(BOMなし)にしてください。
Notepad++であればWindows上でも自由に改行コードや文字コードが操作できるのでおすすめです。
backup.shという名前で保存してrootディレクトリに置きました。
sshでアクセス権を書き換えて実行できるようにします。

これでcronの準備が整いました。

cronジョブの設定

cPanelに入り詳細カテゴリーからCron ジョブを選択します。
詳細
以下のように設定してデイリーバックアップの完了です。
cron
毎日AM3時にバックアップするように設定しました。



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